2004年 12月 05日
勇気ある通訳さん |
いちお手話通訳さんの話題ですが、カテゴリは日々のこととか、です。
大統領選の不正問題で揺れるウクライナ。
そのウクライナの選挙報道番組には、手話通訳が付いているようです。
(その点は日本も見習って欲しいですね~。)
以下、2004年12月5日付けのWEB版朝日新聞「asahi.com」国際面より抜粋。
●テレビ、客観報道に転換
「選挙戦でメディアは機会均等の原則に反した」。3日の最高裁決定で、政権寄りの姿勢をそう断罪されたウクライナの主要テレビ局は、決選投票後は姿勢を一変させた。キエフ中心部で行われたユシチェンコ氏支持者の集会の様子を連日全国に中継した。
最初の異変は、決選投票から4日後の11月25日、ウクライナ国営放送「UT1」で起きた。報道番組の手話通訳者ナタリア・ディミトルクさんが、ヤヌコビッチ氏の「勝利」を伝えるキャスターを無視して、手話を通じて自分の言葉を語り始めたのだ。
「中央選管発表の結果は捏造(ねつぞう)されています。信じてはいけません。私はこれ以上うそを通訳することはできません。みなさんが私を見るのは、これが最後かも知れません」
しかし、彼女が画面から消えることはなかった。その日、UT1の200人以上のジャーナリストが客観的な報道を求め、局周辺で抗議行動を展開。UT1はその後、生中継でユシチェンコ氏の演説や、両陣営の討論の様子を伝え続けた。
【引用ここまで】------------------------------
・・・この通訳さん勇気ありますね。素晴らしい。
自分がこの立場だったら同じことできたかなあ(--;)。。。
世の中、こういう勇気がある人ばかりだったなら、
UFJも三菱自動車もこれほど信用落とさなかったでしょうにね~。
by ban_matsu
| 2004-12-05 17:09
| 日々のこととか。